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2014年05月01日
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20年目の命日 F1貴公子セナを忘れない #senna #RememberAyrton #Senna20


グランプリレース史上、最も悲しい日から20年経ちました。
2014.05.01 00:00 Honda 本田技研工業から「Senna, we love you.」 のツイートがあり、このツイートに添付されたホンダとしても決して忘れられないだろう黄金時代の思い出の写真を見ていると泣けます。
セナのF1デビューからの功績とホンダとの黄金時代を回顧してみました。

トールマン時代 1984年


セナはトールマンからF1デビューを果たしました。



1984年 F1世界選手権


セナはシーズンの途中で翌シーズンからのロータス移籍を発表、ロータスがトールマンに違約金を支払い、セナ自身に1レースの出場停止の処分を課すことを条件にロータスへの移籍は実現しました。この影響でセナは第14戦イタリアGPを欠場。
一方ホンダは前年からターボエンジンの供給者としてF1に復帰
ウィリアムズホンダとしてはコンストラクターズランキングは6位でした。

・セナ01戦目【01戦03月25日】:ブラジルグランプリ(ジャカレパグア)
・セナ02戦目【02戦04月07日】:南アフリカグランプリ(キャラミ)
⇒初の6位入賞
(DNQ) 【03戦04月29日】:ベルギーグランプリ(ゾルダー)
・セナ03戦目【04戦05月06日】:サンマリノグランプリ(イモラ)
・セナ04戦目【05戦05月20日】:フランスグランプリ(ディジョン・プレノワ)
・セナ05戦目【06戦06月03日】:モナコグランプリ(モナコ)
⇒大雨の中で初の2位

自身のファステストラップとともにトールマンに初の表彰台をもたらす。セナは雨に強いといわれるのはここから。首位プロストを猛追し、赤旗中止となったレース最終周では30秒から7秒差にまで縮まっていた。
(⇒大雨のため31周終了時点で打ち切り)




・セナ06戦目【07戦06月17日】:カナダグランプリ(モントリオール)
・セナ07戦目【08戦06月24日】:デトロイトグランプリ(デトロイト)
・セナ08戦目【09戦07月08日】:ダラスグランプリ(ダラス)
・セナ09戦目【10戦07月22日】:イギリスグランプリ(ブランズ・ハッチ)
⇒ニキ・ラウダ優勝、アイルトン・セナ3位。初めてニキ・ラウダと同じ表彰台にあがる。



・セナ10戦目【11戦08月05日】:ドイツグランプリ(ホッケンハイムリンク)
・セナ11戦目【12戦08月19日】:オーストリアグランプリ(エステルライヒリンク)
・セナ12戦目【13戦08月26日】:オランダグランプリ(ザントフォールト)
 -    【14戦09月09日】:イタリアグランプリ(モンツァ)
・セナ13戦目【15戦10月07日】:ヨーロッパグランプリ(ニュルブルクリンク)
・セナ14戦目【16戦10月21日】:ポルトガルグランプリ(エストリル)



ロータス時代 1985年〜1987年


1985年 F1世界選手権


セナ16戦目のポルトガルグランプリ(エストリル)でF1初優勝をはたします。
ワールドチャンピオンはプロスト、セナのドライバーズランキングは4位でした。
前年度王者のニキ・ラウダはマシントラブルのためタイトル争いに絡めず、引退を表明した年になります。
ウィリアムズ搭載のホンダエンジンは、カナダGPから投入した新バージョンで終盤戦3連勝を含む4勝と好調でコンストラクターズランキングはウィリアムズ-ホンダは3位でした。

・セナ15戦目【01戦04月07日】:ブラジルグランプリ(ジャカレパグア)
・セナ16戦目【02戦04月21日】:ポルトガルグランプリ(エストリル)
★初優勝(アイルトン・セナ):★コンストラクタ(ロータス-ルノー)









・セナ17戦目【03戦05月05日】:サンマリノグランプリ(イモラ)
・セナ18戦目【04戦05月19日】:モナコグランプリ(モナコ)
・セナ19戦目【05戦06月16日】:カナダグランプリ(モントリオール)
・セナ20戦目【06戦06月23日】:デトロイトグランプリ(デトロイト)
・セナ21戦目【07戦07月07日】:フランスグランプリ(ポール・リカール)
・セナ22戦目【08戦07月21日】:イギリスグランプリ(シルバーストン)
・セナ23戦目【09戦08月04日】:ドイツグランプリ(ホッケンハイムリンク)
・セナ24戦目【10戦08月18日】:オーストリアグランプリ(エステルライヒリンク)
・セナ25戦目【11戦08月25日】:オランダグランプリ(ザントフォールト)
・セナ26戦目【12戦09月08日】:イタリアグランプリ(モンツァ)
・セナ27戦目【13戦09月15日】:ベルギーグランプリ(スパ・フランコルシャン)
★優勝2(アイルトン・セナ):★コンストラクタ(ロータス-ルノー)



・セナ28戦目【14戦10月06日】:ヨーロッパグランプリ(ニュルブルクリンク)
・セナ29戦目【15戦10月19日】:南アフリカグランプリ(キャラミ)
・セナ30戦目【16戦11月03日】:オーストラリアグランプリ(アデレード)


1986年 F1世界選手権


セナがドライバーズランキング4位の成績でF1の一流メンバに仲間入りした年です。
特にスペイングランプリではマンセルがホンダエンジンで猛追。
セナはいいエンジンがほしい、ホンダは強いと感じた年でした。




・セナ31戦目【01戦03月23日】:ブラジルグランプリ(ジャカレパグア)
・セナ32戦目【02戦04月18日】:スペイングランプリ(ヘレス)
★優勝3(アイルトン・セナ):★コンストラクタ(ロータス-ルノー)

給油で遅れたナイジェル・マンセル(ウィリアムズ-ホンダ)がテールツーノーズでの猛追
senna_86_sp.png

その差0.014秒の僅差でセナが優勝。ホンダエンジンの強さを感じた瞬間でした。
senna_86_sp2.png

・セナ33戦目【03戦04月27日】:サンマリノグランプリ(イモラ)
・セナ34戦目【04戦05月11日】:モナコグランプリ(モナコ)



・セナ35戦目【05戦05月25日】:ベルギーグランプリ(スパ・フランコルシャン)
・セナ36戦目【06戦06月15日】:カナダグランプリ(モントリオール)
・セナ37戦目【07戦06月22日】:デトロイトグランプリ(デトロイト)
★優勝4(アイルトン・セナ):★コンストラクタ(ロータス-ルノー)
・セナ38戦目【08戦07月06日】:フランスグランプリ(ポール・リカール)
・セナ39戦目【09戦07月13日】:イギリスグランプリ(ブランズ・ハッチ)
・セナ40戦目【10戦07月27日】:ドイツグランプリ(ホッケンハイムリンク)
・セナ41戦目【11戦08月10日】:ハンガリーグランプリ(ハンガロリンク)



・セナ42戦目【12戦08月17日】:オーストリアグランプリ(エステルライヒリンク)
・セナ43戦目【13戦09月07日】:イタリアグランプリ(モンツァ)
・セナ44戦目【14戦09月21日】:ポルトガルグランプリ(エストリル)



・セナ45戦目【15戦10月12日】:メキシコグランプリ(メキシコシティ)
・セナ46戦目【16戦10月26日】:オーストラリアグランプリ(アデレード)


1987年 F1世界選手権


1987年にロータスとセナは念願のホンダエンジンを獲得しましたが、ロータスのアクティブサスのトラブルが多く厳しいレースが続きました。(ロータスはこの年で従来のパッシブサスに戻しました。)
当時ルーキーの中嶋悟ともセナはチームメイトになりました。
コンストラクターズランキングではウィリアムズ-ホンダが優勝
この年の優勝はネルソン・ピケ(ウィリアムズ-ホンダ)でセナはドライバーズランキング3位でした。
ホンダは翌1988年のエンジン供給先はロータスとマクラーレンとなることを発表しています。

・セナ47戦目【01戦04月12日】:ブラジルグランプリ(ジャカレパグア)
・セナ48戦目【02戦05月03日】:サンマリノグランプリ(イモラ)
・セナ49戦目【03戦05月17日】:ベルギーグランプリ(スパ・フランコルシャン)
・セナ50戦目【04戦05月31日】:モナコグランプリ(モナコ)
★優勝5(アイルトン・セナ):★コンストラクタ(ロータス・ホンダ)



・セナ51戦目【05戦06月21日】:デトロイトグランプリ(デトロイト)
★優勝6(アイルトン・セナ):★コンストラクタ(ロータス・ホンダ)
・セナ52戦目【06戦07月05日】:フランスグランプリ(ポール・リカール)
・セナ53戦目【07戦07月12日】:イギリスグランプリ(シルバーストン)



・セナ54戦目【08戦07月26日】:ドイツグランプリ(ホッケンハイムリンク)
・セナ55戦目【09戦08月09日】:ハンガリーグランプリ(ハンガロリンク)
・セナ56戦目【10戦08月16日】:オーストリアグランプリ(エステルライヒリンク)
・セナ57戦目【11戦09月06日】:イタリアグランプリ(モンツァ)
・セナ58戦目【12戦09月20日】:ポルトガルグランプリ(エストリル)
・セナ59戦目【13戦09月27日】:スペイングランプリ(ヘレス)
・セナ60戦目【14戦10月18日】:メキシコグランプリ(メキシコシティ)
・セナ61戦目【15戦11月01日】:日本グランプリ(鈴鹿)
・セナ62戦目【16戦11月15日】:オーストラリアグランプリ(アデレード)



マクラーレン時代 1988年〜1993年




1988年 F1世界選手権


セナとマクラーレン・ホンダの黄金時代の幕開けです。
12戦目のイタリア・グランプリのみ優勝はベルガー、コンストラクターをフェラーリに獲られたものの、F1初のドライバーズチャンピオンを獲得したアイルトン・セナとアラン・プロストがドライブするマクラーレン・ホンダが、16戦中15勝という圧倒的な強さを見せた年でした。

・セナ63戦目【01戦04月03日】:ブラジルグランプリ(ジャカレパグア)
⇒★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)
・セナ64戦目【02戦05月01日】:サンマリノグランプリ(イモラ)
★優勝7(アイルトン・セナ):★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)



・セナ65戦目【03戦05月15日】:モナコグランプリ(モナコ)
⇒★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)






・セナ66戦目【04戦05月29日】:メキシコグランプリ(メキシコシティ)
⇒★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)
・セナ67戦目【05戦06月12日】:カナダグランプリ(モントリオール)
★優勝8(アイルトン・セナ):★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)
・セナ68戦目【06戦06月19日】:デトロイトグランプリ(デトロイト)
★優勝9(アイルトン・セナ):★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)
・セナ69戦目【07戦07月03日】:フランスグランプリ(ポール・リカール)
⇒★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)



・セナ70戦目【08戦07月10日】:イギリスグランプリ(シルバーストン)
★優勝10(アイルトン・セナ):★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)
・セナ71戦目【09戦07月24日】:ドイツグランプリ(ホッケンハイムリンク)
★優勝11(アイルトン・セナ):★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)



・セナ72戦目【10戦08月07日】:ハンガリーグランプリ(ハンガロリンク)
★優勝12(アイルトン・セナ):★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)



・セナ73戦目【11戦08月28日】:ベルギーグランプリ(スパ・フランコルシャン)
★優勝13(アイルトン・セナ):★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)
・セナ74戦目【12戦09月11日】:イタリアグランプリ(モンツァ)
・セナ75戦目【13戦09月25日】:ポルトガルグランプリ(エストリル)
⇒★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)
・セナ76戦目【14戦10月02日】:スペイングランプリ(ヘレス)
⇒★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)
・セナ77戦目【15戦10月30日】:日本グランプリ(鈴鹿)
★優勝14(アイルトン・セナ):★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)
・セナ78戦目【16戦11月13日】:オーストラリアグランプリ(アデレード)
⇒★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)


1989年 F1世界選手権


プロストが3度目のF1ワールドチャンピオン
鈴鹿47週目のシケインでのセナとプロストのトップ争いでの接触に世界中が驚かされました。


・セナ79戦目【01戦03月26日】:ブラジルグランプリ(ジャカレパグア)



・セナ80戦目【02戦04月23日】:サンマリノグランプリ(イモラ)
★優勝15(アイルトン・セナ):★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)













・セナ81戦目【03戦05月07日】:モナコグランプリ(モナコ)
★優勝16(アイルトン・セナ):★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)



・セナ82戦目【04戦05月28日】:メキシコグランプリ(メキシコシティ)
★優勝17(アイルトン・セナ):★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)
・セナ83戦目【05戦06月04日】:カナダグランプリ(モントリオール)
⇒★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)
・セナ84戦目【06戦06月18日】:デトロイトグランプリ(デトロイト)
⇒★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)
・セナ85戦目【07戦07月09日】:フランスグランプリ(ポール・リカール)
⇒★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)
・セナ86戦目【08戦07月16日】:イギリスグランプリ(シルバーストン)
⇒★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)



・セナ87戦目【09戦07月30日】:ドイツグランプリ(ホッケンハイムリンク)
★優勝18(アイルトン・セナ):★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)
・セナ88戦目【10戦08月13日】:ハンガリーグランプリ(ハンガロリンク)
セナ89戦目【11戦08月27日】:ベルギーグランプリ(スパ・フランコルシャン)
★優勝19(アイルトン・セナ):★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)
・セナ90戦目【12戦09月10日】:イタリアグランプリ(モンツァ)
⇒★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)
・セナ91戦目【13戦09月24日】:ポルトガルグランプリ(エストリル)
・セナ92戦目【14戦10月01日】:スペイングランプリ(ヘレス)
★優勝20(アイルトン・セナ):★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)
・セナ93戦目【15戦10月22日】:日本グランプリ(鈴鹿)
⇒★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)
事実上のセナとプロストのワールドチャンピオン争いとなった鈴鹿GPでセナはポールポジションからのスタート
senna_1989_suzuka.png

シケインでセナがプロストを抜くタイミングでのトップ争い中にプロストが故意に当てたのではないかと問題になった場面です。
セナが失格になったらポイントトップのプロストとしては好都合でした。
セナはこの後レースに復帰しますが、シケイン不通過で失格となりワールドチャンピオンを逃しました。



・セナ94戦目【16戦11月05日】:オーストラリアグランプリ(アデレード)
⇒★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)


1990年 F1世界選手権


セナ2回めのF1ワールドチャンピオン
「我々にはF1経験がない、しかし技術がある、世界一のF1をつくろう」
本田宗一郎さんのひとことでセナとホンダとの黄金時代がはじまりました。
senna_honda2.png





・セナ95戦目【01戦03月26日】:ブラジルグランプリ(ジャカレパグア)
・セナ96戦目【02戦04月23日】:サンマリノグランプリ(イモラ)
★優勝21(アイルトン・セナ):★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)
・セナ97戦目【03戦05月07日】:モナコグランプリ(モナコ)
★優勝22(アイルトン・セナ):★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)
・セナ98戦目【04戦05月28日】:メキシコグランプリ(メキシコシティ)
★優勝23(アイルトン・セナ):★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)
⇒ホンダからツイートで添付された写真は’90 Mexico GP です
・セナ99戦目【05戦06月04日】:カナダグランプリ(モントリオール)
⇒★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)
・セナ100戦目【06戦06月18日】:デトロイトグランプリ(デトロイト)
⇒★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)
・セナ101戦目【07戦07月09日】:フランスグランプリ(ポール・リカール)
⇒★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)
・セナ102戦目【08戦07月16日】:イギリスグランプリ(シルバーストン)
⇒★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)
・セナ103戦目【09戦07月30日】:ドイツグランプリ(ホッケンハイムリンク)
★優勝24(アイルトン・セナ):★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)
・セナ104戦目【10戦08月13日】:ハンガリーグランプリ(ハンガロリンク)
セナ105戦目【11戦08月27日】:ベルギーグランプリ(スパ・フランコルシャン)
★優勝25(アイルトン・セナ):★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)
・セナ106戦目【12戦09月10日】:イタリアグランプリ(モンツァ)
⇒★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)
・セナ107戦目【13戦09月24日】:ポルトガルグランプリ(エストリル)
・セナ108戦目【14戦10月01日】:スペイングランプリ(ヘレス)
★優勝26(アイルトン・セナ):★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)



・セナ109戦目【15戦10月22日】:日本グランプリ(鈴鹿)
⇒★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)







・セナ110戦目【16戦11月05日】:オーストラリアグランプリ(アデレード)
⇒★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)


1991年 F1世界選手権


セナがようやく母国ブラジルで初勝利した年です。
また、第10戦ハンガリーGPの直前に本田宗一郎さんが死去。
弔い合戦となり喪章を付けて挑んだこのレースで、セナはポールトゥーウィンを達成、6戦ぶりに表彰台の頂点に立ちました。
年間ではセナ3回めの、そして生涯最後のF1ワールドチャンピオンを獲得しました。


・セナ111戦目【01戦03月10日】:アメリカグランプリ(フェニックス)
★優勝27(アイルトン・セナ):★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)
・セナ112戦目【02戦03月24日】:ブラジルグランプリ(インテルラゴス)
★優勝28(アイルトン・セナ):★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)

8年間母国で勝てなかったセナがようやく手にした悲願の勝利。
残り7周ギアが壊れ6速だけで走り、ゴール後泣き叫んだセナ
F1レーサーは皆6速だけでインテルラゴスを走行するのは不可能といいましたが、その不可能を可能にしたのがセナの才能と母国への思いでした。ゴール後のセナは疲労でコックピットから自力で立ち上がることができませんでした。










・セナ113戦目【03戦04月28日】:サンマリノグランプリ(イモラ)
★優勝29(アイルトン・セナ):★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)
・セナ114戦目【04戦05月12日】:モナコグランプリ(モナコ)
★優勝30(アイルトン・セナ):★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)



・セナ115戦目【05戦06月02日】:カナダグランプリ(モントリオール)
・セナ116戦目【06戦06月16日】:メキシコグランプリ(メキシコシティ)
・セナ117戦目【07戦07月07日】:フランスグランプリ(マニクール)
・セナ118戦目【08戦07月14日】:イギリスグランプリ(シルバーストン)

セナはガス欠となり、優勝したマンセルに拾われる。マンセルタクシー



・セナ119戦目【09戦07月28日】:ドイツグランプリ(ホッケンハイムリンク)
・セナ120戦目【10戦08月11日】:ハンガリーグランプリ(ハンガロリンク)
★優勝31(アイルトン・セナ):★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)

モナコ以来、苦汁をなめさせられていたホンダは、天国の本田宗一郎さんにハンガリーGPでの勝利を誓います。
コーナーが多いハンガロリンクは抜きどころが少なく、ポールポジジョンからのスタートが最低条件のため、ホンダは工場も、研究所も、実戦部隊も夏休み返上でマシンを新技術で改良しセミオートマチックトランスミッションを持込み、V3エンジンの軽量化とパワーアップに成功します。
セナは難なくポールポジションを獲得しました。
天国の本田宗一郎さんに勝利を捧げるために独走するセナ





セナの喪章をつけた左手に優勝トロフィーが輝く



・セナ121戦目【11戦08月25日】:ベルギーグランプリ(スパ・フランコルシャン)
★優勝32(アイルトン・セナ):★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)



・セナ122戦目【12戦09月08日】:イタリアグランプリ(モンツァ)
・セナ123戦目【13戦09月22日】:ポルトガルグランプリ(エストリル)
・セナ124戦目【14戦09月29日】:スペイングランプリ(バルセロナ)
・セナ125戦目【15戦10月20日】:日本グランプリ(鈴鹿)
・セナ126戦目【16戦11月03日】:オーストラリアグランプリ(アデレード)
★優勝33(アイルトン・セナ):★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)

セナ生涯最後の、そして3回目のF1ワールドチャンピオンの凱旋でした。





1992年 F1世界選手権


ナイジェル・マンセルがウィリアムズ・ルノーでシーズン開幕から5連勝、16戦中9勝という圧倒的な強さをみせた年でした。マクラーレン・ホンダは、かつての黄金時代がウソのような不振におちいり、最終的に1992年のコンストラクターズランキングでは2位になるも、シーズンを通してベネトン・フォードと2位争いをする状態でした。こんな中、第10戦ドイツグランプリの直前にホンダが今期限りで F1 から撤退することを1992年09月10日に発表、セナは涙しました。


・セナ127戦目【01戦03月01日】:南アフリカグランプリ(キャラミ)
・セナ128戦目【02戦03月22日】:メキシコグランプリ(エルマノス・ロドリゲス)
・セナ129戦目【03戦04月05日】:ブラジルグランプリ(インテルラゴス)
・セナ130戦目【04戦05月03日】:スペイングランプリ(バルセロナ)
・セナ131戦目【05戦05月17日】:サンマリノグランプリ(イモラ)
・セナ132戦目【06戦05月31日】:モナコグランプリ(モナコ)
★優勝34(アイルトン・セナ):★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)
残り3周からマンセルとセナがデッドヒートを展開。曲がりくねったコースで激しく仕掛けるマンセルと巧みにブロックするセナの妙技は、F1の名勝負の一つとされる。



・セナ133戦目【07戦06月14日】:カナダグランプリ(モントリオール)



・セナ134戦目【08戦07月05日】:フランスグランプリ(マニクール)
・セナ135戦目【09戦07月12日】:イギリスグランプリ(シルバーストン)
・セナ136戦目【10戦07月26日】:ドイツグランプリ(ホッケンハイムリンク)
・セナ137戦目【11戦08月16日】:ハンガリーグランプリ(ハンガロリンク)
★優勝35(アイルトン・セナ):★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)



・セナ138戦目【12戦08月30日】:ベルギーグランプリ(スパ・フランコルシャン)
・セナ139戦目【13戦09月13日】:イタリアグランプリ(モンツァ)
★優勝36(アイルトン・セナ):★コンストラクタ(マクラーレン・ホンダ)
・セナ140戦目【14戦09月27日】:ポルトガルグランプリ(エストリル)
・セナ141戦目【15戦10月25日】:日本グランプリ(鈴鹿)
・セナ142戦目【16戦11月08日】:オーストラリアグランプリ(アデレード)


1993年 F1世界選手権


アラン・プロストが4度目にして最後のチャンピオンを獲得
ホンダを失ったセナはマクラーレン・フォードとなりシーズンを通して苦戦しますが、最終的にはドライバーズランキング2位。前半戦の雨などもあって雨に強いセナは5勝を記録、予想外の活躍を見せました。




・セナ143戦目【01戦03月14日】:南アフリカグランプリ(キャラミ)



・セナ144戦目【02戦03月28日】:ブラジルグランプリ(インテルラゴス)
★優勝37(アイルトン・セナ):★コンストラクタ(マクラーレン・フォード)
・セナ145戦目【03戦04月11日】:ヨーロッパグランプリ(ドニントン・パーク)
★優勝38(アイルトン・セナ):★コンストラクタ(マクラーレン・フォード)


・セナ146戦目【04戦04月25日】:サンマリノグランプリ(イモラ)
・セナ147戦目【05戦05月09日】:スペイングランプリ(バルセロナ)
・セナ148戦目【06戦05月23日】:モナコグランプリ(モナコ)
★優勝39(アイルトン・セナ):★コンストラクタ(マクラーレン・フォード)



・セナ149戦目【07戦06月13日】:カナダグランプリ(モントリオール)
・セナ150戦目【08戦07月04日】:フランスグランプリ(マニクール)
・セナ151戦目【09戦07月11日】:イギリスグランプリ(シルバーストン)
・セナ152戦目【10戦07月25日】:ドイツグランプリ(ホッケンハイムリンク)
・セナ153戦目【11戦08月15日】:ハンガリーグランプリ(ハンガロリンク)
・セナ154戦目【12戦08月29日】:ベルギーグランプリ(スパ・フランコルシャン)
・セナ155戦目【13戦09月12日】:イタリアグランプリ(モンツァ)
・セナ156戦目【14戦09月26日】:ポルトガルグランプリ(エストリル)
・セナ157戦目【15戦10月24日】:日本グランプリ(鈴鹿)
★優勝40(アイルトン・セナ):★コンストラクタ(マクラーレン・フォード)






・セナ158戦目【16戦11月07日】:オーストラリアグランプリ(アデレード)
★優勝41(アイルトン・セナ):★コンストラクタ(マクラーレン・フォード)





ウィリアムズ時代 1994年







1994年 F1世界選手権


セナは6年間在籍したマクラーレンを離れ、当時最強と言われたウィリアムズ・ルノーに移籍しました。
チャンピオン最有力候補とされながら、ミハエル・シューマッハが開幕2連勝
世代交代ともいえる焦りがあったかもしれません
そして、1994年サンマリノグランプリがグランプリレース史上、最も悲しい日となりました。
シーズン中にF1レギュレーションが改訂される異例の事態となりましたが、セナの死亡事故以降F1での死亡事故が発生していないのがせめてもの救いといえるでしょう

・セナ159戦目【01戦03月01日】:ブラジルグランプリ(インテルラゴス)
・セナ160戦目【02戦03月22日】:パシフィックグランプリ(英田)
・セナ161戦目【03戦05月01日】:サンマリノグランプリ(イモラ)
⇒アイルトン・セナF1 161戦目のサンマリノGPにて事故死

事故の状況、事故の瞬間の動画、事故原因の考察まとめなどは2年前の追悼記事を御覧ください。
関連記事「【追悼】音速の貴公子 アイルトン・セナ(Ayrton Senna)」

RIP Ayrton Senna 1960 - 1994






























セナはマクラーレン・ホンダのホンダエンジンで本来の才能を開花し、F1ブームにも火がついたのでした。
セナとマクラーレン・ホンダを知らない人はいないといってもいい最強タッグの黄金時代がありました。

そして、ホンダF1撤退とともに、セナはその才能を発揮できず徐々に力を失っていった気がします。
ホンダF1撤退に涙し「いつホンダは帰ってくるんだ」と聞いていたセナ

黄金時代を築いたセナの20年目の命日、「Senna, we love you.」のツイートは、「やっと帰ってこれたよ、遅くなってゴメンナ」というつぶやきにみえます。
セナはもういませんが、Honda F1参戦まで1年を切り、セナのような天才ドライバーと最強エンジンが最強のタッグを組むF1黄金時代がまたくることを祈念して本記事を締めたいと思います。



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タグ:追悼
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posted by マックん at 2014年05月01日18:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | 追悼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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