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2014年04月20日
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Windows 8.1 Proでマック(Mac OS X Snow Leopard)を動かしてみた


完全に趣味の世界になりますが、以前Windows 7(Intel Core2 Duo)でMac OS X Snow Leopardを動作させたことがあり、今回、Windows8.1 Pro(64ビット)でも試してみました。

仮想マシンで動かすわけですが、WindowsのHyper-Vが動作するPCであればおそらく問題ありませんがHyper-VではMacは動作しません。
では何で動かすかというとHyper-Vが動作する状態でVMware Playerで裏技的に動かすことができます。
といっても、VMware PlayerもMacをサポートしているわけではないので試してみたい方は完全自己責任になります。

百聞は一見にしかずということで
Windows8.1にマック(Mac OS X Snow Leopard)をインストールするとどんな感じになるのかです。Windows 8.1にMacの小宇宙が広がります。

win8.1_mac.png

動作環境と動作条件


動作環境はVAIO Fit 14 SVF14A19CJです。
物理DVDは装着されてません。USB外付けDVDを接続しています。
実は今回一番大変だったのはこのVMware Playerと物理DVDの認識でした。

動作環境


仮想化ソフト:VMware Player 6.0.1 build-1379776
CPU:Core i7-4500U(1.80GHz)
メモリ:8GB
ホスト:Windows 8.1 Pro 64ビット
ゲスト:Mac OS X Snow Leopard(新バージョン10.6.3)
DVD:BUFFALO DVxx←NG
PIONEER DVR-SK11VJ←OK

必要なもの


・Snowy Vmware Files.zip
⇒Mac起動用のブートローダー、サウンドドライバ、VMware ToolsなどがアーカイブされているZIPです。
このZIPはブログを始める前から趣味で持っているものですが、最近検索に引っかかりにくくなってきた気がします。もしネットを検索して見つからない場合は下記にアップしておきました。
ダウンロードフリーです。また、予告なくリンクを削除する可能性有ります。
http://open-free.net/2014/04/20/snowy_vmware_files-zip/
過去に落したままの状態、かつ実績ありのものとなります。
(使用する場合は自己責任でお願いします)

・Mac OS X Snow Leopard
mac_os_snow_leopard.png
⇒こちらは購入が必要です。
このような使い方をする場合は、もちろん未サポートになります。


動作条件


Intel Virtualization Technology(インテル バーチャライゼーション・テクノロジー)機能を「Enabled」に設定する必要があります。
VAIO Fit 14の場合は、ASSISTボタンのBIOS設定から「Enabled」に変更できました。
結局どうなればよいかというと、
コントロール パネル>プログラム>Windows機能の有効化または無効化
でHyper-Vにすべてチェックがつく(Hyper-Vが動作する状態)となればOKです。
なお、Hyper-VとVMware Playerを両方使用することはできません。
VMware Playerを使用する場合は、Hyper-Vにチェックできることを確認した後は、チェックを外しておきます。
win8.1_mac1.png

インストール手順


Windows 8.1特有の変更箇所としてはcpuid.1.eaxのエントリを追加したことぐらいです。
大きな流れは特に変わりません。

VMware Playerのインストール


VMware Playerをダウンロードしてインストールします。
過去バージョンでもダウンロード可能です。
クリックするとVMware Playerにリンクされます。

VMware Playerダウンロードリンク
VMware Player は、1 台の PC 上で複数のオペレーティング システムを同時に実行できます。
Windows 8、Windows 7、Chrome OS、または最新の Linux リリースを試用したり、個々に分離された仮想マシンを作成して、新しいソフトウェアのテストを安全に実行できます。 VMware Player は、個人利用の場合は無償で提供されます。

VMware PlayerにMac OS X Server 10.6 (experimental)をライブラリ登録


Mac OS X Server 10.6 (experimental).vmx
を「仮想マシンで開く」ことによりVMware Playerにライブラリを登録します。
(新規仮想マシン作成ではありません)

この時点ではMacは稼働してませんが、仮にMacで確認した場合は、このファイルになります。
美しいですね。
win8.1_mac1-2 .png

D:\soft\mac\Snowy Vmware Files.zip←このようなドライブのフォルダパスから展開した場合で記載しています。


Mac OS X Server 10.6 (experimental).vmxの動作実績ありの内容

.encoding = "UTF-8"
config.version = "8"
virtualHW.version = "7"
numvcpus = "1"
scsi0.present = "TRUE"
scsi0.virtualDev = "lsilogic"
memsize = "1024"
scsi0:0.present = "TRUE"
scsi0:0.fileName = "Mac OS X Server 10.6 (experimental).vmdk"
ide1:0.present = "TRUE"
ide1:0.autodetect = "TRUE"
ide1:0.deviceType = "cdrom-image"
ethernet0.present = "TRUE"
ethernet0.virtualDev = "e1000"
ethernet0.wakeOnPcktRcv = "FALSE"
ethernet0.linkStatePropagation.enable = "FALSE"
usb.present = "TRUE"
ehci.present = "TRUE"
serial0.present = "TRUE"
serial0.fileType = "thinprint"
pciBridge0.present = "TRUE"
pciBridge4.present = "TRUE"
pciBridge4.virtualDev = "pcieRootPort"
pciBridge4.functions = "8"
pciBridge5.present = "TRUE"
pciBridge5.virtualDev = "pcieRootPort"
pciBridge5.functions = "8"
pciBridge6.present = "TRUE"
pciBridge6.virtualDev = "pcieRootPort"
pciBridge6.functions = "8"
pciBridge7.present = "TRUE"
pciBridge7.virtualDev = "pcieRootPort"
pciBridge7.functions = "8"
vmci0.present = "TRUE"
ich7m.present = "TRUE"
roamingVM.exitBehavior = "go"
tools.syncTime = "TRUE"
displayName = "Mac OS X Server 10.6 (experimental)"
guestOS = "darwin10"
nvram = "Mac OS X Server 10.6 (experimental).nvram"
virtualHW.productCompatibility = "hosted"
ft.secondary0.enabled = "TRUE"
printers.enabled = "TRUE"
keyboardAndMouseProfile = "macProfile"
tools.upgrade.policy = "upgradeAtPowerCycle"
powerType.powerOff = "soft"
powerType.powerOn = "soft"
powerType.suspend = "soft"
powerType.reset = "soft"

extendedConfigFile = "Mac OS X Server 10.6 (experimental).vmxf"
sound.present = "TRUE"
sound.fileName = "-1"
sound.autodetect = "TRUE"
cpuid.1.eax = "0000:0000:0000:0001:0000:0110:1010:0101"
ide1:0.fileName = "D:\soft\mac\Snowy_Vmware_files\Snowy_Vmware_files\Snowy_VM\darwin_snow.iso"
ethernet0.connectionType = "nat"
mks.enable3d = "TRUE"
uuid.bios = "56 4d 38 43 3d a9 66 99-cc 1c df db 28 c8 16 d7"
uuid.location = "56 4d 38 43 3d a9 66 99-cc 1c df db 28 c8 16 d7"
replay.supported = "FALSE"
replay.filename = ""
scsi0:0.redo = ""
pciBridge0.pciSlotNumber = "17"
pciBridge4.pciSlotNumber = "21"
pciBridge5.pciSlotNumber = "22"
pciBridge6.pciSlotNumber = "23"
pciBridge7.pciSlotNumber = "24"
scsi0.pciSlotNumber = "16"
usb.pciSlotNumber = "32"
ethernet0.pciSlotNumber = "33"
sound.pciSlotNumber = "34"
ehci.pciSlotNumber = "35"
vmci0.pciSlotNumber = "36"
ethernet0.addressType = "generated"
ethernet0.generatedAddress = "00:0c:29:c8:16:d7"
ethernet0.generatedAddressOffset = "0"
vmci0.id = "684201687"
vmotion.checkpointFBSize = "134217728"
cleanShutdown = "FALSE"
softPowerOff = "FALSE"
usb:1.speed = "2"
usb:1.present = "TRUE"
usb:1.deviceType = "hub"
usb:1.port = "1"
usb:1.parent = "-1"
toolsInstallManager.updateCounter = "53"
ide1:0.startConnected = "TRUE"
usb.autoConnect.device0 = ""
disable_acceleration = "TRUE"
workingDir = "D:\soft\vmware"
svga.autodetect = "TRUE"
svga.maxWidth = "1920"
svga.maxHeight = "1080"
svga.vramSize = "134217728"
isolation.tools.hgfs.disable = "FALSE"
sharedFolder0.present = "TRUE"
sharedFolder0.enabled = "TRUE"
sharedFolder0.readAccess = "TRUE"
sharedFolder0.writeAccess = "TRUE"
sharedFolder0.hostPath = "D:\soft\mac"
sharedFolder0.guestName = "mac"
sharedFolder0.expiration = "never"
sharedFolder.maxNum = "1"
smc.present = "FALSE"
floppy0.present = "FALSE"
scsi0:1.present = "FALSE"
usb:0.present = "TRUE"
usb:0.deviceType = "mouse"
usb:0.port = "0"
usb:0.parent = "-1"


VMware Playerの設定を変更


「仮想マシン設定の編集」から仮想マシン設定を行います。
win8.1_mac2.png

仮想マシン設定のCD/DVDでISOイメージファイルを指定して
darwin_snow.isoを指定します。


パスはこんな感じになります。
D:\soft\mac\Snowy_Vmware_files\Snowy_Vmware_files\Snowy_VM\darwin_snow.iso
全般的に起動時に接続にチェックをしておきます。
win8.1_mac3.png

「仮想マシン」再生でdarwin_snow.isoがロードされてDVDロード待ちの状態になります。
win8.1_mac3-1.png

ここからが本番という感じですが、この状態で物理ドライブにMac OS X Snow Leopardのinstall DVDをセットします。
VMware Playerに戻って、上段のDVDアイコンを右クリックして「設定」をクリックすると仮想マシン設定の画面になるので、「物理ドライブを使用する」と「接続済み」にチェックを入れます。
うまくいくと、Mac OS Xのインストールが始まります。
今回、最もはまったのはここで、BUFFALOのDVDをUSB接続していましたがWindows8.1では物理ドライブと認識しているのにVMware Playerが全く物理ドライブと認識しません。
悪戦苦闘した挙句に諦めて、結局、ダメ元でPIONEERのDVDを装着するとVMware Playerが物理ドライブと認識してくれました。
原因不明です。相性が悪かったのでしょうか。

物理ドライブが認識できれば後はMac OS Xのインストールは一本道です。
win8.1_mac3-2.png

インストールが完了したら、VMware Playerに戻って、仮想マシン設定のCD/DVDでISOイメージファイルを指定してdarwin_snow.isoの指定に戻しておきます

サウンドドライバのEnsoniqAudioPCI.mpkg.tar.gzを展開してインストールします。
EnsoniqAudioPCI.mpkg.tar.gzをゲスト側に持ってくるのにVMware PlayerとWindows8.1フォルダを共有設定してもいいですが、MacでSnowy Vmware Files.zipを直接ダウンロードして解凍すると簡単です。
win8.1_mac4.png

後は、darwin_snow.isoからVMware Toolsをインストールすることができます。
win8.1_mac5.png

余裕があればMacでソフトウェアのアップデートを実施します。
特に統合ソフトウェアのアップデートは最後の難関です。
統合ソフトウェアアップデートの後に仮想マシンの再生をすると構成エラーでVMware Playerが立ち上がらなくなりました。
荒技ですが、対処として下記の画面の「Mac OS X Server 10.6 (experimental)」VMを右クリックにて「ディスクから削除」して再度最初から設定を実施するとMACのインストールはなく統合ソフトウェアアップデート完了の状態で立ち上がりました。
win8.1_mac2.png

最後までアップデートを実施してMac OS X10.6.8まで更新できました。
win8.1_mac6.png


タグ:Win8 VAIO Mac
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posted by マックん at 2014年04月20日14:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | Windows8 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2014年04月07日
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BitLocker ドライブ暗号化する方法 #windows


BitLockerが使用できるWindowsエディションがあるのにBitLockerを使用しないのは宝の持ち腐れというものです。
ドライブ単位で暗号化できます。
BitLocker暗号化でドライブ単位でフル暗合化した場合は、保存したファイルはすべて暗号化され削除後に完全削除を忘れた場合でも暗号化される高セキュアな暗号化ドライブが使用できます。
暗号化時に回復キーを設定・保存しますが、後は普通に使用するだけです。

BitLocker ドライブ暗号化とは


BitLocker ドライブ暗号化をしていると、PC からドライブを取り外して別の PC に取り付ける方法によるドライブへのアクセスを防ぐことができます。ユーザーは、Windows にサインインして、通常どおり自分のファイルで作業できます。

BitLocker ドライブ暗号化が可能なWindowsエディション


Windows Vista
Windows 7 Ultimate
Windows 7 Enterprise
Windows Server2008(全エディション)
Windows 8 Pro
Windows 8 Enterprise
Windows Server 2012(全エディション)

ドライブを取り外してもアクセスを防御


これ私も持ってますが、「HDDをUSB SATA&IDE-USB2.0変換アダプタケーブル UD-500SA」という商品が安価に販売されています。起動しなくなったPCのHD内データ救出用として、これ1個で2.5インチ、3.5インチ、5.25インチのそれぞれのIDE、SATAで使用でき、ほとんどのHDDに対応OSもWindows、Macともに利用可能です。
つまり、誰でもHDDを取り出せばHDD内のデータに簡単にアクセスできるわけです。
こういったケースでもBitLockerでドライブ暗号化をしていればHDDを取り出されてもアクセスできないようすることができます。



システムドライブの暗号化は推奨しない


注意点としてシステムドライブの暗号可は推奨しません。
システムが起動しなくなった場合、ブート用CDで起動しても、暗号化されたシステムドライブを読み出せない事態が発生します。
これはBitLocker の暗号化はマザーボード上のTPM(トラステッドプラットフォームモジュール)というセキュリティチップで一部の暗号化キーを保存するためマザーボードを経由しない場合は暗号が複合されないためです。OSリカバリするしかなくなります。

BitLocker Windows 8での新機能


以前は、回復キーを USB フラッシュ ドライブ、ファイルに保存、紙に印刷の3択があり紛失や漏洩のリスクなどいまいちでしたが、今はMsアカウントに回復キーを保存できる手段があるので安心かつ簡易です。他に便利と思った新機能を抜粋します。

使用済みディスク領域のみの暗号化


使用済みディスク領域のみの暗号化とフルボリューム暗号化の 2 種類の暗号化方法が利用できるようになりました。
(フルボリューム暗号化はWindows Vista、Windows 7でも使用できた機能です。)
使用済みディスク領域のみの暗号化では、対象ボリューム上の使用済みのブロックのみを暗号化するため、暗号化にかかる時間を大幅に短縮できます。
空きディスク領域は暗号化されません。 暗号化の対象を使用済みディスク領域に限定することによって、空のドライブやわずかなデータしか格納されていないドライブの暗号化を、以前の BitLocker と比べてはるかに短時間で終えることができます。

BitLocker ドライブ暗号化方法


BitLocker ドライブ暗号化手順(Windows8.1の場合)


例えばドライブ構成が
C:システムドライブ 
D:データドライブ
E:データドライブ
のうち、E:ドライブのみBitLocker ドライブ暗号化する場合の手順です。

PCのドライブ構成がC:システムドライブしかないという場合は、パーティションの分割が必要です。
パーティションの分割方法は、
関連記事「【最後のSONYブランド】VAIO Fit 14A SVF14N2A1Jブラック特注仕様 キター(゚∀゚)ッ!! #vaio」
の「ドライブ構成の確認」を参考にしてください。

コントロール パネル>システムとセキュリティ>BitLocker ドライブ暗号化
を表示します。赤枠が暗号化対象ドライブです。
コントロールパネルのBitLocker ドライブ暗号化

E:ドライブを選択すると下記のロック解除方法の画面が表示され、パスワードとスマートカードが選択できますが簡易なパスワードを選択します。
BitLocker ドライブ暗号化のロック解除方法

回復キーのバックアップ先が選択できます。紛失の可能性がないMicrosoftアカウントを選択しました。
BitLocker ドライブ暗号化の回復キーのバックアップ先

回復キーが保存されました。「次へ」を選択します。
BitLocker ドライブ暗号化の回復キーのバックアップ完了

使用済みディスク領域のみの暗号化とフルボリューム暗号化の 2 種類の暗号化方法が利用できます。
今回、フルボリューム暗号化(ドライブ全体を暗号化)を使用しました。

BitLocker ドライブ暗号化のフルボリューム暗号化方法


ようやくフルボリュームの暗号化が始まります。
BitLocker ドライブ暗号化のフルボリューム暗号化の開始
フル暗号化にかかった時間の参考ですが、100Gbyte20分位です。
(PC環境・スペックにより変動します)


E:ドライブのフル暗号化が完了した画面です。

BitLocker ドライブ暗号化の完了
タグ:Win7 Win8
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posted by マックん at 2014年04月07日01:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | Windows8 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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